猫を叱る前に知っておきたいこと！
飼い主が猫を叱りたくなるのはどのような時でしょうか？カーテンによじ登ったり、大事な家具や壁を爪で傷つけたり、棚に登って大切なものを落として壊すなど、さまざまないたずらが考えられます。しかし、猫は本来の習性をそのまましてるだけなのです。
爪を研ぐことも高い場所に登ることも猫にとっては当たり前のことなので、猫が叱られるのは理不尽なことと言えるでしょう。そのため、このような場面で叱られることはストレスの原因になりえます。
そこで猫の習性を生かすために、代わりになるものを用意してあげましょう。高いところに登れるよう猫タワーや爪とぎ、壁にシートを張るなどして保護することで、猫は今までの行動をやめてくれるようになるでしょう。
猫の正しい叱り方とは
猫を間違った方法で叱るとストレスを与えてしまいます。それには大声で怒鳴ること、追いかけること、叩くこと、名前を呼んで怒ることばどが挙げられます。大声で怒ることが一番効果的と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、猫はとても聴覚が優れていて大きな音を嫌う傾向があるため、逆効果になることがほとんどです。
飼い主に嫌がらせを受けていると認識し、嫌われてしまうきらいがあります。また叩くこともしつけとは言えません。尻尾を引っ張って捕まえようとする事もあるようですが、猫にとって尻尾はすごく痛みを感じる弱点です。
攻撃されたと感じ、飼い主との距離を設けてしまう可能性があります。さらに逃げている猫は、不安や恐怖心から逃げているので、追いかけてまで叱ることは控えましょう。
その際、猫の名前を何度も呼びながら叱ると、名前を呼ばれることは叱られることと認識してしまうので、名前を呼びながら叱ることはNGです。
効果的なしつけ方法とは？
猫の習性は、怒鳴ったり叩いたりすると直るということはありません。では、どのようにしつけをしたらよいのでしょうか？
その方法として、猫が特定の行動をすると嫌なことが起きる、ということを覚えさせる事です。効果的な方法として、猫が悪さをしたら、霧吹きで水を吹きかけることです。猫は体が濡れることを嫌うので、驚きいて急いで逃げることでしょう。
たとえば猫がカーテンに登ろうとしたら、背後から霧吹きで水をかけるのです。毎回水をかけることで、カーテンに登ると水がかかると学習し、最終的にはその行動をやめるようになるでしょう。
ただし、注意したいこととして、霧吹きで水をかける際には、飼い主がやっていることと知られないように実行する事がポイントです。愛猫のしつけで悩んでいる方は、是非、試してみるのはどうでしょうか？
