猫が隠れる理由とは?
猫と一緒に暮らしている方なら、猫が家のどこかに隠れていて分からない、という経験を1度はしたことがあるのではないでしょうか?なぜ猫は隠れるのでしょうか?

それにはいくつかの理由がありますが、まず警戒しているという点を挙げられます。猫は本来、隠れることがとても大好きで、警戒心が強い生き物です。そのため、少しでも警戒するとすぐに隠れてしまいます。
また外敵から身を守るという本能が備わっていることも関係しています。そのため、狭い場所に入り込み、眠りこんでいることがよくあります。さらに猫がずっと隠れている場合、何かしらのストレスを感じていることも考えられます。
引っ越しや新しい猫が増えたなどの環境の変化や、近隣の騒音や新しい家電の機械音などがストレスとなり、しばらく隠れてしまうことがあります。
ずっと隠れている時の解決策とは?
猫がずっと隠れてしまった時の解決策として、愛猫が好きなご飯やおやつ、お気に入りのおもちゃなど、好きなものを上手に使って呼び出してみましょう。ほとんどの猫は、すぐに反応して出てきます。
出てきたときにいつもと同じ様子を見せた時は、特に心配する必要はないでしょう。しかし、好きなものを使って呼び出しても出てこないときは、そのままそっとしておきましょう。
無理やり引きずりだしてしまうと、さらに見つけにくいところに隠れてしまう可能性があるので、必要以上に構わずにそっとしておき、様子を見守るようにしましょう。どこに隠れているかが分からない時は、家の戸締りをしっかり行い、猫が脱走しないように気を付けましょう。
シニア猫が隠れるときは要注意!
猫が隠れているときは、病気を抱えている可能性もあります。普段隠れることがない猫が、長時間隠れて出てこない時は、何かしらの病気が疑われるので、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
特にシニア猫の場合、腎不全の病気を患っている可能性もあります。ずっと隠れたまま、喉をゴロゴロ慣らし続けたり、小さい声でずっと鳴き続けている場合は、痛みも強く深刻な状態が予想されるので、すぐにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
また、猫が隠れてずっと出てこない時は、食事量や飲水量を確認してみましょう。
食事量は増えたのに体重が減少しているということはないでしょうか?以前よりたくさん水を飲みますか?おしっこは出ているでしょうか?
飼い主の早期発見が愛猫の命を救います。毎日、愛猫の様子をチェックし、少しの異変も見逃さないように心がけましょう。


