犬のストレス

犬も人間同様、ストレスを感じながら毎日生活しています。普段の生活でストレスを感じることは避けられませんが、慢性的なストレスやストレスが蓄積されているとしたら、愛犬の健康にも悪影響を及ぼしてしまうため、注意が必要です。

無理な散歩もストレスになる

犬のストレスは大きく分けて2種類、「心理的ストレス」と「身体的ストレス」に分類されます。家族の不和や増加、引っ越しなどは心理的ストレス、運動不足や無理やりの散歩、過度の運動は身体的ストレスになります。

特に犬は散歩が好きなペットというイメージがありますが、散歩がストレスとなるケースもあるので、飼い主はその加減には注意するようにしましょう。

無理やりの散歩が犬のストレスとなる原因とは?

人間にとって散歩はストレス解消となります。もちろん、犬にとっても散歩はストレス発散の機会となり、散歩に行かないことがストレスとなるケースもあります。

しかし、犬にはそれぞれ個性があり、もともと散歩が嫌いな犬もいます。そのため、犬によっては散歩がストレスとなることもあります。

飼い主以外の人間や他の犬に会うことに恐怖心を覚える犬の場合には、特に散歩はストレスになってしまいます。無理やり散歩に連れていき、リードを引っ張ってしまうと、愛犬の心臓や関節を傷めるなど体調を悪化させることにもつながります。

そのため、愛犬が散歩を嫌がるときは、様子をみつつ、控えるようにすることも大切です。また、年齢とともに散歩に出かけるのを嫌がる犬も少なくありません。散歩は多くのエネルギーを必要とするため、シニア犬になると年齢や体力などの要因から散歩がストレスとなることがあります。

犬には適切な運動が欠かせませんが、成犬の時と同じ量の散歩や運動をさせてしまうと、身体に大きな負担がかかります。愛犬の体力をみながら、適切な量の運動をさせるようにしましょう

適度な散歩を心がけよう!

犬が散歩を嫌がっているなら、室内でおもちゃを使って遊んだり、運動して体を動かすようにしましょう。時間の経過とともに、散歩に出かけたくなるかもしれません。愛犬が尻尾を振る行為をするようなときは、散歩に出かけたいサインです。

また、散歩が好きな愛犬には、回数を増やしたり、散歩コースを変える、距離も伸ばす、時間を長くするなどの工夫をし、散歩の時間を楽しいひと時にしてあげましょう。いずれにせよ、飼い主が愛犬の行動や仕草を毎日よく観察し、愛犬にストレスが溜まらないよう適した対処をするよう心がけましょう。