犬が必要とする睡眠時間とは?
犬はおおよそ10時間程度の睡眠時間を必要としていると言われています。しかし、人間のようにずっと寝続けるのではなく、1日の合計睡眠時間なので、生活リズムは人間と異なっていると言えるでしょう。

長い時間寝ていても、その8割がレム睡眠、つまり何かあるとすぐ目が覚める状態の睡眠で、残りの2割がぐっすり深く眠るノンレム睡眠です。日本でペットとして暮らしている犬の場合、飼い主から食事を与えられ、身の安全も保障されているので、暇なときは寝て過ごしている犬がほとんどです。
そのため、レム睡眠のときでも、犬は夢をみることがあるようです。しかし、何かしらが原因となり、10時間以下しか睡眠をとれない犬の場合、10時間以上睡眠を確保している犬よりもストレスが高くなってしまいます。
睡眠不足はストレスの原因に!
人間は睡眠不足になると疲れやすくなったり、イライラしたり、体調を崩したりします。それと同様、犬も睡眠不足なるとさまざまな悪影響を引き起こします。たとえ犬がよく寝ているように見えても、質の良い睡眠でなければ意味がありません。
睡眠不足はストレスや体調不良を引き起こし、免疫力が低下することで大きな病気を引き起こす危険性もあります。それは、寿命を縮めてしまうことに繋がる場合もあります。それを踏まえ、犬が快適な睡眠をとれるように、睡眠に適した環境を整えてあげるようにしましょう。
犬が睡眠に良い環境は、薄暗くて通気性がよく、毛布やタオルケットなどの快適で清潔な寝具が揃っていることです。寝場所を自由に選ばせるのもポイントです。
食事不足も要注意!
犬はストレスを感じると、食欲が落ちることがあります。食事不足に陥ってしまうと、精神的にも身体的にも悪影響となります。もしいつもより愛犬の食欲が無いと感じる時は、ストレスの原因を見つけて、それを取り除いてあげるようにしましょう。
ストレスの原因には睡眠不足や運動不足、留守番が多くて寂しい、スキンシップ不足、狭いところにとじ込まれている事など、さまざまな理由が挙げられます。ストレスによる食欲不振だとしても、おやつや人間の食べ物を与えることは決してしないようしましょう。
犬の心はとても敏感でデリケートですが、食欲も関連しています。したがって、いつもの食事を与え、食べている間そばにいてあげるようにしたりすると改善につながるかもしれません。


