新しい家族を迎える前に知っておくべきこととは?
すでに猫を飼っている方の中には、”新しい猫を家族として新たに迎えたい”と一度は考えたことがあるのではないでしょうか?同じ猫でも性格はさまざまで、動きや模様も多種多様であるため、多数の猫がいると楽しみも倍になります。

しかし、本来猫は群れを作らない、単独で行動をする本能を備えた動物なので、単独で自由きままに過ごすことを好みます。そのため、先住猫にとって新しい猫が急に増えることは、ストレスとなる場合があります。
猫同士の相性が大切!
先住猫がすでにいる場合は、その性格に合った猫を家族として選ぶようにしましょう。しかし、新しく迎える猫の性格は、はっきりわからないのが現状です。そのため、猫の種類や特性で判断するしか方法はありません。
たとえば大型や長毛種の猫の多くは、おっとりした性格をしている猫が多い傾向にあります。一方、短毛種の猫は活発で元気のいい性格をしています。出来る限り似ている性格や気質をしている猫を新しい家族として迎えると、先住猫のストレスを軽減させられるでしょう。
また、先住猫の年齢も考慮する必要があります。先住猫が成猫なら子猫でも問題ありませんが、先住猫が7歳以上のシニア猫の場合、ストレスで体調を崩す可能性もあるので、出来るだけ新しい家族を迎えることは諦めた方が無難と言えるかもしれません。
新入り猫を迎える際の注意点とは?
新入り猫が急に増えると先住猫にとってはストレスとなります。しかし、家族が増えると決まったとしたら、少しでも先住猫にストレスの負担がかからないように、少しづつ慣らしていくようにしましょう。初対面の猫同士はお互いが威嚇をすることが予想されます。
そのため、新入り猫をゲージに入れて対面させましょう。最初は威嚇をしていても、時間の経過とともにお互いを認め、威嚇せずに過ごせるようになります。猫同士の相性も関係してしまいますが、最低でも2週間は様子をみるようにしましょう。
その後、先住猫と新入り猫がお互いのにおいを覚えられるように、においの付いたタオルや毛布を交換したり、猫砂を混ぜるなど、少しづつ慣れさせてあげましょう。
また先住猫の多くは、新入り猫に飼い主をとられたと感じ、ストレスを大きくさせます。ストレスを少しでも軽減させるために、先住猫に愛情に変わりがないことを態度や言葉で示すことは、とても重要です。


