多頭飼いがストレスになることも!
”先住犬に家族が欲しい”、”家族が増えたら楽しいかも”など、犬や猫を多頭飼いすることに憧れている方もいらっしゃるでしょう。しかし、多頭飼いは、先住犬にとってストレスになることもあります。

犬はそれぞれ個性があり、性格も異なっています。つまり、ストレスを溜めやすい子もいれば、そうでない子もいます。ストレスを溜めやすいタイプの犬は家族が増えることがストレスとなることがあり、体調を崩す危険性もあるので、注意が必要です。
また、先住犬がシニア犬の場合、若い犬を家族として迎えることで活気がよみがえるケースと、疲れてストレスとなるケースがあるので、飼い主の見極めが必要です。したがって、先住犬の性格を考慮して、新しい犬や猫を増やすかどうかを判断するようにしましょう。
多頭飼いに向かない犬の特徴とは?
他の犬や猫を迎える多頭飼いに向かない犬の特徴として、興奮しやすいことや攻撃性があるなど行動に問題があることが考えられます。
このような特徴を持つ先住犬は、新しく家族を迎えることにストレスを感じてしまうでしょう。ほかの犬猫と共同して生活することに向いていないので、1匹で生活させると良いでしょう。
また、過度に臆病な犬も新しい家族が増えることでさらに我慢をするか、もしくは臆病さが攻撃性に変わる場合もあります。さらに飼い主のことが大好きな甘えん坊の子は、新しい家族が増えることで愛情が分散し、ストレスとなることがあります。
新しい家族にヤキモチをやいて攻撃的になったり、ストレスから体調を崩してしまうこともあります。以前と愛情が変わらないことを分かってもらうために、1対1の時間を積極的に作る必要があるでしょう。
愛犬が多頭飼いに向いているか向いていないかを判断する基準とは?
愛犬の性格のほかに、多頭飼いが向いているか向いていないかを判断する際に、どのような事を基準としたら良いのでしょうか?
一番分かりやすいのは、散歩に出かけたとき、愛犬がほかの犬や猫にどのような反応を示しているか?という点です。遭遇する犬に対して怖がったり、吠えたり、うなったりするような子は、多頭飼いには向いていないと言えるかもしれません。
しかし、いつでもフレンドリーな対応をみせる子の場合、新しい家族が増えても上手に生活していくことができる可能性が高いと言えます。
いずれにせよ新しい家族を迎える前に、多頭飼いをしたい理由についてもう一度考えてみる必要があるでしょう。


