犬が感じるストレスとは?
犬もわたしたち人間同様、毎日の生活の中でストレスを感じています。たとえば知らない人が家に来ること、長時間の留守番、家庭内不和、運動不足引っ越しなどが挙げられます。

犬のストレスの原因は、さまざまな要因が考えられますが、比較的軽度のストレスはスキンシップや酸散歩、美味しいご飯やおやつなどで解消されます。しかし、ストレスが慢性的なもので、それが蓄積されていくと精神的だけでなく、身体的にも悪影響を引き起こします。
特に近年では、ストレスによるストレス脱毛症やうつ病、免疫力の低下による感染症にかかっている愛犬は少なくありません。愛犬が深刻な病気になる前に、ストレスを感じている仕草や行動などのサインを読み取り、ストレスの要因を取り除いてあげることはとても大切です。
犬が見せるストレスのサインとは?
犬はストレスを感じるとさまざまな仕草や行動をします。たとえば1ヵ所を頻繁に舐め続ける、尻尾をいつまでも追いかけ続ける、舌を出して息苦しそうにする、寒くないのに体を震わせている、あくびを頻繁にする、無駄吠えが多くなる、いたずらが増えるなどの”カーミンサイン”をします。
これは言葉を発しない犬が生まれつき本能として備わっている機能のひとつで、自分の状態を相手に伝えるための非音声的言語と言われています。これらの仕草や行動をすることで、自分と相手の緊張をほぐすことを目的としています。
飼い主は言葉を発さない愛犬の気持ちを理解するために、毎日様子をしっかりチェックすることで、ストレスに気づいてあげられるようになるでしょう。
無駄吠えが多くなったら要注意!
以前より愛犬の無駄吠えやいたずらが増えたと感じたときは、飼い主とのコミュニケーション不足や環境の変化、家族間の喧嘩などの不安や恐怖心、欲求不満などからストレスが蓄積されていることが原因と考えられます。
特に近所も寝静まった夜中に無駄吠えが多くなると、近所迷惑にもなるため深刻な状況と言えるでしょう。注意しても治らず悪化している場合は、ストレスが慢性化し蓄積されているため、ストレス発散のために無駄吠えをしている可能性もあります。
無駄吠えをするたびに叱ると、またそれがストレスにつながり悪循環となります。そのため、ストレスの原因を見極め、解消させ楽にしてあげましょう。それでも無駄吠えやいたずらが収まらない場合は、専門の獣医師に相談しても良いでしょう。


